【濫読:541】加藤周一・中村真一郎・福永武彦『1946文学的考察』、真善美社(1947) 

用紙は仙花紙。定価80円。表紙は西洋風の線描。戦後の匂いが芬々。読者の私は中学生だった。70年ぶりの再会。
冒頭に加藤の「新しき星菫派に就いて」という評論がある。いま読むと、自己批判の書かとつい思ってしまう。だが、当時を振り帰ってみると、そういえば横光利一批判だったな、と気づく。戦後は遠くなった。