データベース の検索結果:

【今は昔:3】 メモの効用 :『一冊の本』 3巻8号 (1998)  

…ビ)かプル技術(例、データベース)か。こんな議論が昨年来やかましい。情報の利用について、送り手に見計らいでオマカセするものが前者、受け手が自分で注文するものが後者である。この視点でみると、メモは前者、サーチ・エンジンのたぐいは後者、ということになる。市場の見方は、プルの愛好者はせいぜいマニアどまり、大方のユーザーは横着なのでプッシュか、というものである。とすれば、メモは電子メディアでも役立つはず。 つけ加えれば、すべての本が電子化されるわけではなかろう。奈良に建設されつつある…

【今は昔:1】「「積ん読」の終わり?」『本とコンピュータ』 2期16号 (2005年)

…冊子体はない。読者はデータベースにアクセスして電子本のサービスを受けることになる。もし契約を止めれば、契約中にアクセスできた電子本に対しても、アクセスはできなくなる。ここで「積ん読」という行為は止めを刺されてしまう。 冊子体には絶版ということがひんぱんに起こった。だから「積ん読」をした。だが電子本についてはその心配は無用である。いったんインターネット上にだれかがコピーしてしまえば、その電子本は探すのはたいへんかもしれないが、間違いなくだれかのシステムのなかで半永久的に残ってい…

【364冊目】 ダニエル・ソローヴ(大谷卓史訳)『プライバシーの新理論』みすず書房(2013)

…は、評者は法学文献のデータベース検索を楽しみとしているが、その検索にこの研究者名の論文がよく引っ掛かったからである。評者のようなエンジニア風情の好みにあう論文の著者はさぞかし傍流の研究者であろうかと高を括っていたら然に非ず、訳者によれば著者はこの道の大家であるという。その大家と思わせないところに、この著者の柔軟性があるともいえる。 本書にもどれば、日本のロイヤーは、これは法文化の違う国の議論だよ、とソローヴを一蹴するかもしれない。だが、プライバシーにかかわる技術の動向は国境を…

【349冊目】 中原啓一・三次衛監修 『情報の検索とデータベース』 電子通信学会発行 (1981)

データベースというものは、いまやコンピュータというコンピュータには格納されているといってよいだろう。それも大型汎用機からパソコンにいたるまで。だから、データベースの姿というものは、その使い手の関心のあり方、力量、懐具合などによって、千変万化するものだろう。 もうひとつ。データベースというものの寿命は、この変化の激しいコンピュータの世界のなかでは例外的に永い。IMSなどという言葉を聞いたのは、もう20年もまえであった。それがまだ動いている。と同時に、この永い年月のあいだには、デ…

【336冊目】 B・P・キーホー(西田竹志訳) 『初心者のためのインターネット』 プレンティスホール・トッパン (1993年)

…が、最近、民間の商用ネットワークと接続するようになった。となると、ビジネス人も、このネットワークと無縁ではいられなくなる。 そうした意味で、この本はインターネットに関する絶好のガイドブックになっている。インターネットへのアクセス方法、インターネットのサービスするデータベース、インターネットに関するエピソードなど。 ついでながら、この本の原タイトルは『禅とインターネットのアート』となっている。禅とは「直観的な理解」とのよし。『情報システム・フォーラム』 384号 (1994年)

【332冊目】 ゲーリィ・ガンパート(石丸正訳)『メディアの時代』 新潮社 (1990年)

…ータは人類の全知識のデータベース化を実現しつつある。その結果どうなるか。知識の伝承のために丸暗記などする必要はなくなった。学問の体系は変わるだろう。またアマチュアでもデータベースにアクセスできるようになった。これまで知識を独占してきた知的職業人の特権はなくなるだろう。 コンピュータの話はコミュニティへと移る。これまではおなじ地域にすむ人びとのあいだにコミュニティが存在した。だが、これからのコミュニティは電子メディアが地域的な制限を越えて結ばれることになるだろう。隣人より電話を…

【317冊目】 通商産業省知的財産政策室監修『営業秘密ガイドライン』 知的財産研究所 (1991年)

…った。たとえば、顧客データベースの権利を保護できる。また、スピン・オフあるいはヘッド・ハンティングで流出する人材のもっているノウハウを差し止めることも、場合によってできる。これは、とくにソフトウェア・ハウスにおいて緊急かつ重要なテーマだろう。 もともと法律というものは専門性の高い領域で、私たちアマチュアにとっては、ちょっとやそっとでは理解できない世界である。そこへもってきて、日本になじみのない制度ということになると、アマチュアは完全にお手上げである。だが、そうしたアマチュアに…

【305冊目】 石黒憲彦/奥田耕士 『CALS:米国情報ネットワークの脅威』 日刊工業新聞社 (1995年)

…概念である、ともいえる。その内容はペーパーレス運動にはじまるが、CAD(コンピュータ支援設計)、EDI(電子データ交換)、データ共有(データベース)、コンカレント・エンジニアリング(複数業務同時処理)などに多分野にわたる。この意味では、きわめて包括的な概念であり、その分、理解しにくい点もある。 この本は、この新システムについて、成立の経緯、システムの構造、社会経済的な役割、日本企業へのインパクトなどを平易に説明した最初の解説書である。『東洋経済』 5月27日号 (1995年)

【275冊目】 ケヴィン・デイヴィース(中村友子訳) 『ゲノムを支配する者は誰か:クレイグ・ペンターとヒトゲノム解読競争』, 日本経済新聞社, (2001年)

…ている、と紹介した。ただし、同時代史ということであれば、こちらのデイヴィースの著書を勧めたい。ここには国際的な研究ティームとベンター率いる研究グループとの角逐が描かれている。しかも、DNA 配列の特許化をめぐるさまざまな利害関係者の行動にも目配りがなされている。この意味では、HGP に食指を動かす私的領域の事業者――製薬ビジネス、データベース・ビジネスなど――の知的財産権戦略をたどるのによい事例研究となっている。【276冊目】に続く『法とコンピュータ』 20号 (2002年)

【274冊目】 Gary Zweiger " Transducing the Genome-Information, Anarchy,and Revolution in the Biomedical Sciences", McGraw-Hill (2001)

…つ多様な遺伝子情報のデータベース群を相手にし、これを洗練をきわめたソフトウェアと超高速のハードウエアを使って解析し、ここから製薬や医療に役立つ知識を取り出そうという分野である。 この研究領域は、国際的な共同研究として実施されたヒト・ゲノム解読計画(Human Genome Project : HGP)をめぐって出現したものである。HGP は1990年に開始され、2000年に一応完了した。その狙いは、周知のように、ヒトDNA のもつ30億対の塩基配列を端から端まで解読することに…

【273冊目】 倉科周介 『病気のなくなる日:レベル0の予感』 青土社 (1998年)

…著者の提案。 「ゼロ次予防」とは、個々の人間にとって「安全」かつ「清潔」かつ「便利」な社会、つまり「豊かな」社会 を作ることだ。このためには基本データベースの整備が不可欠。これが著者の結論。 現在、社会保障については経済的な見地から見直しが迫られている。また、学術研究についても科学哲学の立場から疑問が出されている。だが、言うべきことはきちんと主張すべきだ。これが著者の立場。 最後に一つ。著者の語り口と、ときに脱線する雑談がじつに楽しい。『東洋経済』 5542号 (1999年)

【262冊目】 日本弁護士連合会刑法改正対策委員会編  『コンピュータ犯罪と現代刑法』  三省堂  (1990年)

…本不実記載罪(原本がデータベースの場合)、電子計算機損壊等業務妨害罪(在来の「業務妨害」という概念では電子計算機や電磁的記録を対象にできない)、電子計算機使用詐欺罪(在来の「詐欺」という概念では電子計算機や電磁的記録を対象にできない)、電磁的記録毀棄罪(電磁的記録を在来の「文書」なみに扱う)について論じる。 第4章は、手続き問題を中心として、捜査、公判について解説する。 以上のすべてにわたり、いかにも弁護士の主張にふさわしく、論旨の進め方はしごく慎重である。 この本の刊行は九…

【252冊目】 ソーカル,アラン(田崎晴明・大野克嗣・堀茂樹訳) 『「知」の欺瞞』  岩波書店 (2000年:初出 1996年)

…あるデータを権威あるデータベースに登録し、その登録番号を添えて投稿せよ、などと指定している。ここでは、研究データの品質保証が論文の品質を支えている。このデータによって、読者は著者の主張の再現性を確かめることができる。 では、理論に関する論文についてはどうか、という質問がでるかもしれない。たぶん、ここでは理論の反証性などという科学哲学にかかわる論議が必要になるのだろうが、私には荷が重いのでパスさせてもらう。じつは、法廷において科学者の証言をどう扱うのか、これを扱った訴訟がある[…

【248冊目】 一ノ渡勝彦/三輪真木子 『亜米利加解読新書』 世界文化社 (1991年)

…サーチ業務にとって、データベース検索という仕事は格別なメリットをもつ。というのは、どんな分野の情報にも、臆することなくアクセスできるからである。 現実に、私たちのビジネス環境をみても、自分の専門分野に閉じ籠ってはいられなくなった。他の分野の情報を必要とすることがしばしばある。このようなときに、データベースというものは、専門外の人間にも、まずは一応のレベルの情報を与えてくれる。この点、アマチュアでもリサーチがしやすくなった。 問題は、データベース検索で得たアウトプットを、最終ユ…

【246冊目】 D. A. ノーマン(野島久雄訳) 『誰のためのデザイン:認知科学者のデザイン原論』 新曜社 (1990年)

…付いている。ちょっと煩い感じがないでもないが、それなりに理解しやすい。最後に著者の種明かしがあって、本書はハイパーメディアの手法で著述してあるという。憎い、という感じ。 このハイパーメディアについて著者の注釈がある。「読者に容易に理解できる(ハイパーメディアの)データベースを作成するためには、じつは著者に膨大な努力を必要とする。ただ情報を編集すれば足りるというものではない」と。 この本には、まさに、この努力のあとがうかがわれる。『データマネジメント』 337号 (1990年)

【233冊目】 山口朔生  『トレード・シークレット』 中央経済社 (1988年)

…もつ。たとえば、顧客データベースの権利をどうして保護するのか。また、スピン・オフあるいはヘッド・ハンティングで流出した人材のもっているノウハウをどのようにして差し止めるのか。これらは、米国ではトレード・シークレットとして保護されるのである。 しかも、今日のように知的所有権制度が通商上の課題になると、日本人になじみがないからそれには関係ないよ、とはいえなくなる。通商上の課題になるとは、そこに強者の論理が働くということである。強者の論理といって悪ければ、先行者の論理といってもよい…

【217冊目―その4】 梅棹忠夫 『情報の文明学』 中央公論社 (1988年)

…RAF(文化人類学のデータベース)のコンピュータ化へと、現実には事務機械やコンピュータを積極的に使いこんできた人の意見としては、いささか物足りない。 氏によれば、コンピュータは工業時代を完成するための補助的手段にすぎない。それは情報産業用の機械としては未熟である。 しかしどうだろうか。私はやや違う見方をとる。コンピュータは成熟しつつある工業社会を支えるとともに、情報産業を産業化つまり工業化するための、えがたい機械でもあると思うからである。 その極端な例が金融のグローバル取引で…

【紹介3】 『年報 科学・技術・社会:第1巻(創刊号)』 (1992年)

…の競争など、読み物としても秀逸。 最後は、M・ヒロオカ氏他の「日本企業における科学」(英文)である。「企業は研究成果を発表しているか」「それは基礎研究か」といった設問に対して計量的に調査をしたものである。意外な結論。企業人であれば、読んで損しない、という論文。 注文を1一つ。どの論文にもキーワードが付与されているが、粗すぎる。データベース化されると、これでは役に立たないはず。 いまのように仲間内だけの雑誌ではないよ、という姿勢を今後も持ちつづけて欲しい。次号が楽しみ。初出失念

【214冊目】  松田政行 『コンピュータ時代の知的所有権』 ぎょうせい (1988年)

…つつ検討される。 「データベースビジソスと著作権」(6章)では、データベースの権利保護のむずかしさが指摘される。 「裁判例からの検討」(7章)では、知的所有権をめぐる事例について、これまでの典型例が紹介されている。 「コンピュータ・ビジネスと国際的問題」(8章)では、並行輸入、逆輸入、技術導入契約などについて、具体的なガイダンスがなされる。これには類書がない。 最後に苦言を呈するとすれば、トレード・シークレットとのかかわりも紹介されていたらより親切ではなかったかな、ということ…

【197冊目】 堀部政男 『プライバシーと高度情報社会』 岩波書店 (1988年)

…情報機関、金融機関、データベース・サービス企業、通信販売企業、マスメディア企業など、個別産業別に現状と課題が紹介されている。 最後に、第6章「高度情報化社会の進展と個人情報保護」が全体をしめくくる。 とかくプライバシーというものは、これを語る人のイデオロギーにかかわりやすい。論旨にバイアスがかかりやすい。議論がエモーショナルになりがちである。だが、ここに無色透明の個人情報保護の解説書が出現した。それがすなわちこの本である。(無色透明もまた一つのイデオロギーであるという意見もあ…

【回顧3】 電子図書館論:1990年代前半

…ットの可能性と情報のデータベース化のあり方だった。この意味でも、この本の問題意識は、現状によく合致しているといえる。 この本はたかだか 100ページの小冊子でありながら、平易に問題点をまとめている点で、この分野に関心をもとうとする人にとっては、効用vsコストの高いものといえる。 電子図書館について、さらに関心をもつ読者があれば、そのような人には、例のテッド・ネルソン(竹内郁夫/斉藤康己監訳)の著書『リテラリーマシン:ハイパーテキスト言論』(アスキー出版局,1994年)を勧めた…

【188冊目】 宮川隆泰&三輪真木子 『国際情報摩擦:日本情報が手に入らない』 日本経済新聞社 (1989年)

…章となる。ここでは、データベース・サービス全般にわたる現状を、日米間、米欧間といった枠組みで紹介している。国際的にみたばあい日本のデータベース・サービスの寄与はきわめて小さい。 話題は「高まる日本情報へのニーズ」に移る。この章のテーマは海外の研究者による日本情報へのアクセス状況である。どんな仕組みで、どのようにして、どの程度、日本情報へアクセスしているのか。その問題点はどこにあるのか。これらについて、著者たちが海外の研究者と議論した結果を紹介してある。ここには類書にないデータ…

【173冊目】 林周二 『日本型の情報社会』 東京大学出版会 (1987年)

…とか、CATVとか、データベースとか、まあテクノ用語がギラギラしているのがつねであるが、この本は、そのような話題にいっさい関知してない。気持がよいくらいの思いきりのよさである。 この本に記載されている情報は、その点まことに平凡なもので、だれもが知っていることばかりである。だが、この本の特徴は、そのような平凡な知識を自在に料理して非凡な文明論を展開している。この調理法がにくたらしいくらい見事である。 全体は三つのパートからできている。まず、パートAは、「“日本型”とはどういう型…

【171冊目】 野崎茂 『メディアの熟成:情報産業成長史論』 東洋経済新報社 (1989年)

…れている考察は、地域データベース、地域VANを構想するものにとって、一つの示唆をもたらすだろう。 4章は「総テレビの活用と視聴」を説いている。ここでは、全目的家庭内端末のイメージが提案される。著者は、これからの端末は小型化と大型化に分化するという。小型化については端末の携帯性とアクセサリー化が重要になり、大型化についてはプリンターが必須になる、と主張している。 5章は「思想としての有線都市」をレビューしている。現在は「情報共有圏」(テレビ、新聞などは全国に流通)と「共同利用財…

【106冊目】 National Research Council "Bits of Power : Issues in Global Access to Scientific Data" National Academy Press (1997)     

…・ジャーナルや多様なデータベースとして実現している。これらは国際的公共財として、次世代の地球社会を設計するための重要な知的資源となりつつある。 いっぽう、G7諸国における市場原理の展開は、このような学術研究における情報交換の理念を崩しつつある。それは、第1 に科学研究分野へのビジネスの参入によって、第2 に公共部門のリストラクチャリングによって、なされつつある。前者は知的財産制度の強化として、後者は公共情報の有償化として、研究分野における情報共有の活動を抑制しようとしている(…

【56冊目】 デイビィッド・M・ラウブ(渡辺政隆訳) 『ネメシス騒動:恐竜絶滅をめぐる物語と科学のあり方』 平河出版社 (1990年:原著1986年)

…。かれ自身が、化石のデータベースを入手し、その統計処理をはじめる。その結果、2600万年を周期として、生物種の絶滅がくり返されていることを発見する。 恐竜絶滅論争はさまざまなところに飛び火する。地質学者は地球上に天体の衝突した跡を捜し求める。天文学者は2600万年周期で地球を攻撃してくる謎の天体を求めてシミュレーションをくり返す。気の早い研究者はこの未知の天体を太陽の伴星に違いないとして「ネメシス」と命名する。こうしてネメシス騒動がはじまった。 『ニューヨーク・タイムズ』は「…

【38冊目】 松浦康彦 『デジタル時代のプライバシー・著作権:新聞・出版はどうなるのか』 日本評論社 (2000年)

…物にしても、それらをデータベース化し、これへのアクセスをコントロールしようというものだ。この流れに乗って、上記の法律群が作られたことになる。著者はこの流れの意味と方向とを見定めようとしている。 本書には際立った特徴がある。それは新聞社の立場をはっきりと示していることである。新聞社は毎日、社説やコラムを通して人事百般にわたり意見を主張しているかに見える。だが、じつは語られてない話題がある。それは新聞社自身にかかわるものである。著者はこのようなテーマについてもあからさまに議論して…

【19冊目】 F.A.ハイエク(田中真晴&田中秀夫編訳) 『市場・知識・自由: 自由主義の経済思想』 ミネルバ書房 (1986年:原著1964-78年)

…り、ネットワークとかデータベースとかについて議論させてもらったことがある。そのとき、私はアマチュアの厚かましさで、「ハイエクという人が気になるのですが、これ一つ読めば彼のエッセンスが分かる、という論文はありませんか」と、虫のよい質問をした。早速、親切な教授から、ハイエクの論文が送られてきた。 その論文を勉強してみて、私はびっくりした。まさに、分散システムの意味と必然性が、ここに鮮やかに示されていたのである。 その論文の翻訳が、「社会における知識の利用」として、この本の第2章と…

【1冊目】 ウンベルト・エコ (谷口勇訳) 『論文作法: 調査・研究・執筆の技術と手順』 而立書房 (1991年:原著1997年)

…ものである。だから、データベースを駆使できる企業人には、そのノウハウをそのまま利用できないかもしれない。 ただし、まず文献リストを作れという注意と、その具体例の紹介は、教訓的である。その具体例では、地方の小図書館を利用するだけでも相当に高度な文献調査ができる、というシミュレーションをしていることである。『薔薇の名前』の読者であれば、この記述を読みながら、主人公が図書館を徘徊する姿を彷彿とすることだろう。 つづいて「作業計画とカード整理」(Ⅳ章)に移る。ここではスケルトン作りの…